
文責:安保理論の会代表 医師/田中 伸明

現在、医療専門職や患者さんだけでなく、国民皆さんが得体の知れない不安を感じているのではないでしょうか?
●現代医学の限界が明らかになってきたのでは?
●この現在の医学の延長線で、病気、例えば生活習慣病などが本当に治るのか?
●従来の科学的アプローチと違った新しい理論が必要となっているのではないか?
「安保理論」は、この混沌とした現代医療の不安の一筋の光となり得るものであると私たちは考えます。
一緒にこの「安保理論」を理解し、深めて行きましょう。
現在、分子生物学・遺伝子工学・再生医学など、画期的な研究が進められています。医学はこれまでも救急医療や抗生物質による感染症治療などで社会に貢献してきました。また、これからも期待できるものです。しかし、実際には高血圧・高脂血症などの生活習慣病、慢性関節リュウマチなどの患者さんがあふれています。加齢や生活習慣病など動脈硬化性疾病は増加し、脳卒中、心筋梗塞の患者さんも急増しています。がんも世界中で研究されていますが、がん患者は減るどころか増えています。新たにMRSAやHIVや鳥インフルエンザなどの新興感染症も社会問題となっています。
私たちが日々の臨床で感じていることを上げると、患者さんが減っていません(増えています)。
現在の病院は多くは最先端の医療機器が揃い、外来患者さんも多い。診療室だって流行の電子カルテ。びっしり並んだおなじみの予約患者、そこに新患が加わります。医師である私たちは思うのです。「どうして患者さんが減らないのだろう?病気は治らないのだろう?医学は病気を治せないのか?どうしてなんだろう?」
患者さんが新たな症状を訴えます。「それでは、新しいお薬を出しておきましたよ」。
熱がある、「では、下熱剤ですね」。不眠の訴えに対しては、「はい、睡眠薬を追加しておきました」。
薬は効果が高い程、副作用も出やすい。そこで「それでは副作用を防ぐ薬も一緒に出しておきましたよ」。
住民健診でコレステロールが高い、尿酸が高いと言われた。腰が痛いと整形外科受診したら、骨粗鬆と診断され、薬が増えた。
『新しい抗がん剤、副作用として肺線維症の多いので慎重に投与下さい─』厚生労働省からの副作用情報が机の上に溜まっています。外来患者さんからは「副作用のない薬を下さい」と希望されます。 患者さん、病気、治療、病院、医療全体が複雑化しています。患者さんも医療不信や不安が強いかもしれないですが、医療人も最新の医学知識を詰め込んでいますが同じ気持ちです。現代医学の延長線上に、解があるのだろうか?疑問が、不安となっていきます。
実は医師の私が、41歳で突然病気になりました。病気なって初めて判った『患者の気持ち』。病名は本当か?別の病院で再検査しようか、治療は何が最適、どの病院・医師が名医なのか?色々な情報、噂が錯綜します。医師である私でさえ、あふれる医療情報に混乱し、これほどに取り乱すとは驚きでした。当時、沢山の本を読みました。比較的代替医療系の本が多かったのは、従来の西洋医学の限界を経験的に感じていたからだと思います。そんなとき巡り会った一冊が「未来免疫学」でした。私の心がストンと落ちた様な気がしました。目から鱗が落ちたとういう体験でした。
安保先生の考え方を、私たちは「安保理論」と呼んでいます。この「安保理論」、実は深いのです。なぜなら安保先生は西洋医学・科学の基盤を持つ研究と、仲間の医師たちの協力を受けた実地診療の現場の知見をフィードバックして構築しているからです。しかも理論は、日々進歩している。
医師として、患者として、「安保理論」のエッセンスを伝えることが私たちにできれば、と思います。
ぜひ皆さんと一緒に考えて行きたい、と思っております。